新着情報研究会ICMU優秀発表優秀論文委員委員向けページ
メーリングリストに登録する
優秀論文
2003 年度 推薦論文

研究発表会

第 25 回研究発表会

  • 論文番号 11「動的ゾーン制御を用いた連続型路車間通信システム」
    • 朝倉啓充(慶應義塾大学)、福井良太郎(慶應義塾大学/沖電気工業株式会社)、中村めぐみ(慶應義塾大学)、屋代智之(千葉工業大学)、重野寛(慶應義塾大学)、岡田謙一(慶應義塾大学)
    • 本論文は、DSRC を用いた連続型路車間通システムにおいて、 交通量に応じたゾーンの動的制御手法を提案し、シミュレーションにより評価し ている。本手法は、車両密度に応じてゾーンサイズを変更して基地局の通信スロッ トを効率的に割り当てるとともに、車両追跡に基づきゾーンを拡大・縮小するこ とでハンドオフ回数を削減する。本研究の適応的な手法は、無線リソースの有効 利用と通信の継続を両立する点で実用性が高く、ITS 通信サービス品質の向上を 図るものとして高く評価でき、今後ますますの研究発展が期待される。

第 26 回研究発表会

該当なし

第 27 回研究発表会

該当なし

第 28 回研究発表会

  • 論文番号 3「IEEE 802.11 省電力端末の TCP プロキシ搭載 AP 間ハンドオフ機構」
    • ダムラクス タナプーム,グエン ホアイソン,金子 晋丈,森川 博之,青山 友紀(東京大学)
    • 本論文は,著者らが従来より提案している IEEE 802.11 省電力モード下での TCP スループット改善手法である省電力 TCP プロキシを用いつつ,端末の基地局間移動を支援するモビリティサポート機構について議論している.本手法の特徴は,TCP プロキシの実現方法として基地局で通過フレームを監視するスヌープ型を採用している点にあり,基地局で TCP コネクションを終端するスプリット型に対し,TCP コネクションの管理の容易さ,既存アプリケーションサービスとの互換性,基地局に要求される性能という点で優れている.同手法は実用性が高く,伸び悩むモバイルインターネットの普及を促進する技術として高く評価でき,今後の研究発展に期待が持てる.
  • 論文番号 10「アドホックネットワークにおいてスマートアンテナを利用した MAC プロトコルの特性評価」
    • 高田 昌忠,長島 勝城,渡辺 尚(静岡大学)
    • 著者らは,スマートアンテナの利用を前提に,その 2 つの特徴,「干渉の低減による空間利用率の向上」と「通信エリアの拡張」を考慮した無線アドホックネットワーク MAC プロトコル SWAMP を提案している.本稿では,SWAMP の計算機シミュレーションによる性能評価を行っており,同プロトコルのスループット,チャネル利用率,オーバヘッド特性を議論している.結果,IEEE 802.11 DCF と比較して基本性能の向上を確認できたとしている.さらに,ビーム幅,再送回数,NHDI テーブルの有効期間を示す TTL 値が上記基本性能に与える影響について検討を行い,実用に向けて検討すべき要件を整理している.同手法は実用性が高く,伸び悩むモバイルインターネットの普及を促進する技術として高く評価でき,今後の研究発展に期待が持てる.
年別
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997